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薬剤科

薬剤科

 数十年前は、薬剤師はあまり職種として目立たず、主に外来の患者さまにお薬をお渡しするだけのハサミ調剤(薬を数だけ切って薬袋いれて渡すだけ)と言われていました。専門職とはいえ、受付業務や電話対応などもしていました。
その後、病院薬剤師としての業務が確立していき、注射の払い出しや服薬指導など活動の範囲が広がりました。それに伴い、看護師エリアのナースステーションで業務をするための手順を考えました。
 当院は在宅部門も併設しているため、訪問薬剤指導も行っていました。高齢者の服薬管理で、吸入指導やインスリン指導を行い、患者様やご家族にとても頼りにされていたように思います。その後、介護保険制度が導入されたため、在宅指導を断念し今に至っております。
院内では多職種で患者様に寄り添う「チーム医療」が始まり、薬剤師もチーム医療の一員として、感染対策で環境整備・医療廃棄物の取り扱い、褥瘡対策で創部の観察など、薬剤以外のことも携わっていくようになりました。
 現在では、外来対応はもちろん、無菌調整や病棟での注射剤ミキシング・配置薬剤の管理を行い、また、回診に同行し専門職としてタスクシフトできることは率先して行い、薬剤科として確立できていると自負しています。
 近年、多数の薬を服用する「ポリファーマシー」が問題となっています。相互作用や副作用を考慮し、薬剤有害事象のリスク回避するために、服用歴・アドヒアランス確認などが必要となります。
今後このようなポリファーマシーの問題を解決し、患者さまに適切な投薬ができるよう、スキルアップし、努力してく所存です。

薬剤科業務内容

・病棟服薬指導(病棟薬剤師配置予定)
・調剤一般(外来 病棟 施設)
 1日平均外来数:200名(院外処方は希望者のみ)
 1日平均外来内服処方箋枚数:120枚
・TPN無菌調製
 1日平均無菌調製数:60件
・学会、論文発表など
・感染、褥瘡、NST等のチーム医療参加
・認定の取得
お薬の事で不明な点がありましたら、お気軽にお尋ねください。
◆当院は院内処方となっております。受付される際に『お薬手帳』をご持参ください。新規作成もいたします。
◆薬剤科の職場環境
◆医師をはじめ他職種とのコミュニケーションが活発で、チーム医療の一員として業務が円滑に行える環境です。
◆職員のスキルアップに理解があり、学会や研修、論文の発表、認定取得など意欲的に参加できます。
◆医師からの指導・教育も積極的で、勉強会や検査・手術などの説明も適時に行われています。
◆保育施設があるので、安心して勤務に集中できます。
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